Vol.34 浦賀ドック

今回は浦賀のシンボル「浦賀ドック」に行ってきました。
レンガ造りのドック(船の修理場)は世界に5つしかなく、そのうちの一つがこちらの浦賀ドック。
この日はガイドの方の案内でドックの底部や海との仕切りであるゲートの上を歩かせてもらいました。
フランス積みと言う積み方で焼過煉瓦を使い階段状に作ってあります。
船の出し入れはどうやって?と疑問が湧くところ…
平時は海側の圧でゲートは閉じられたままですが、ドック側に水を貯めることで、圧が等しくなり、ゲートが開くと言う仕組み。
全てガイドさんの受売りです。

そして、浦賀ドックが注目を浴びるのはやはり、ペリー来航から…
日本でも対抗して船を作ろうと…
第二次世界大戦末期、昭和20年6月に鉄不足の中、クレーンが作られているのも驚きでした。
戦後も数々の船が作られたようですが、進水式の際の支綱(船台と船を繋いだ綱)や紙テープは安産のお守りとして人気だったと紹介文がありました。
船が真っ直ぐ海の中に進んでいく様と産道を赤ちゃんが真っ直ぐ産まれてくる様をなぞらえて…納得!
ドックならでは!です。
最後にこんな絵葉書を見つけ…一目惚れ! どなたにお手紙書こうかしら?(ゆ)

浦賀ドック

横須賀市浦賀4-7
京急浦賀駅から徒歩10分
(平成15(2003)年に閉鎖され、令和3(2021)年にドックを含む周辺部について住友重機械工業株式会社から横須賀市に寄付されました)

国内唯一のレンガ造りのドライドック