【第2回】みかさパーク共同事務所 代表 竹村徳広・堀川敏毅

弊所も平成29年6月に開業してちょうど1年。皆さまのおかげで2年目を迎えることができました。
いつもお世話になりまして、誠にありがとうございます。
代表社員の2人がこの1年を振り返り、勝負の年への展望へとつなげます。

種まきを続けて来た一年

竹村

どうだった? この1年。

堀川

生まれ育った地元に開業したとはいえ、ゼロからのスタートだから厳しかったね。
特に経済的には。昔、担当した会社の社長が「月末に胃が痛くなる」って言っていたのを思い出した。自分も同感したよ。
サラリーマンのように毎月、決まったお給料がもらえるってありがたいことだって思った。仕事がないって怖いことだって。

だから、とにかく、いろいろなところに顔を出すようにした。
開業当初はそれしかやることがなかったからね(笑)。
まずは税理士会。自分にできる仕事はなんでも引き受けようと思ってやってきた。

竹村

去年の秋に毎週、三崎港まで通っていた、あれって何だったっけ?

堀川

税理士会から話をいただいた初級簿記の講師のことだね。
全17回、三崎港にある三浦商工会議所まで通った。
先生役なんて大学時代の教育実習以来、約25年ぶりだった。講師をしたことで何か今後につながればいいな。

竹村

ほりさんは東京地方税理士会の横須賀支部。地元はいいよね。自分は東京・新橋の東京オフィスだから東京税理士会の芝支部所属だけど、なかなか顔を出せなくて。

堀川

横須賀が本店で東京は支店だけど、営業戦略的には東京オフィスは外せないと思う。
例えば東京で勤めていた時代のお客様からのご紹介もあり得るよね。
そういう場合に東京に拠点がないと「横須賀しかないの? それじゃ無理だね」ってことになりかねないじゃない。
東京オフィスにたけちゃんがいてくれることの意味は大きいよ。

竹村

横須賀と東京の2枚看板でいければ、営業の幅が圧倒的に広がるしね。

堀川

いろいろと種まきを続けてきたじゃない? 少しは弊所の認知度も上がってきたかな? 2年目にどんな芽が出るのか楽しみ。

地元横須賀ならではの事務所づくり

竹村

せっかく横須賀で開業したのだから、地元の強みをもっと生かしたいね。

堀川

横須賀のことを一番知っているのは俺ら、地元出身者じゃない? そのあたり、もっとアピールできないかな?

竹村

横須賀のお客様と話して思ったのは、横須賀で商売されているのに、東京や横浜の会計事務所に任せている法人や個人事業主って意外と多いってこと。
東京の事務所というだけで安心感があるんだろうね。
やはり、東京のブランド力は認めざるを得ない。
でも、俺ら、東京でも長年勤めてきたから分かるけど、仕事の中身にそこまでの差はない。

堀川

自分もそう思うよ。

竹村

言うまでもないことだけど、東京の会計事務所だと横須賀まで遠いじゃない。
訪問となると一日仕事になる。
極端な話、訪問は決算の時に年1回っていうケースも意外と多いみたい。
会計事務所との付き合い方としてはもったいないと思うんだ。

お客様の要望次第だけど、よりメリットがあるのは月次訪問だと考えているから、地元の事務所ならそれは当たり前のこととしてできる。
その点についてはもっと強調したい。

堀川

横須賀事務所には都合さえ合えば、いつ、来られても構わないからね。
営業の合間の休憩とか夏は涼みにいらっしゃるとか、いつでも大歓迎なんだけどな。

竹村

その意味でも弊所は便利だよ。
横須賀市役所の近くで、京急横須賀中央駅からも徒歩6分ほど。小泉進次郎さんの事務所も同じビルにあるから、分かりやすいはず。
昨年末に事務所外壁にそで看板もつけたしね。是非、遊びに来てほしいよね。

ガンガン広げていきたい

竹村

ほりさんは事務所をどうしていきたいの?

堀川

やるからには拡大路線だよ。ガンガンいきたいね。

竹村

そりゃそうだ。じゃないと開業した意味がない。

堀川

ということで、早速、3月にパート従業員さんを雇用させていただいた。

竹村

いい人で良かったよね。俺らの見る目に間違いはなかった(笑)。

堀川

それは言える(笑)。

竹村

今後も採用は課題になるよね。

堀川

そうだね。男女問わず人材の確保にはどこの会社も苦労している。

竹村

俺が思うには、主婦で実は働きたい人、結構いると思うんだよね。
限定するわけではないけど、例えば俺ら世代、50歳前後の女性で子育ても一段落して昔の経験を生かしてまた働きたいって思っている方、いると思うんだ。

堀川

一緒に事務所を作っていきたいという意欲のある方、歓迎します!

2年目の目標

堀川

たけちゃんが考える2年目の目標は?

竹村

弊所の名前を世の中にもっと浸透させたい。
やるからには、まずは横須賀トップの事務所に育てることが目標。
今年は事務所の安定的な基盤を作らないといけない。

堀川

自分は地道な活動が性に合っていると思うので、こつこつ、ファンを広げるつもり。

竹村

せっかくホームページを作ったので、そこから弊所を知ってもらうという方法をもっと生かしたいね。まずはネットで探すっていうのは、今の世の中、常識だよね。

堀川

ホームページのほかに事務所用のFacebookとブログも開設したよ。

竹村

相乗効果ってやつだね。そのためには検索エンジンの検索順位を上げないことには話にならないけど、予算も限られているので、まずはこまめにホームページの更新をしようということになった。
弊所ほど情報を更新している事務所、少なくとも横須賀にはないよね。
手前みそになっちゃうけど、昔の同僚などに聞くと、分かりやすいって好評だよ。

堀川

素直にうれしいね。今回のリニューアルで、さらに評判が上がればいいな。

これからの営業戦略

竹村

事務所の営業戦略としてはどう考えている?

堀川

今年は資産税関係にもう少し力を入れたいな。

竹村

やはり、外せないよね。

堀川

うん、そう思う。最近、税理士会経由で無料相談会の仕事をいただけるようになったんだけど、そこに来られる方の相談の8割は相続といっていいぐらいだよ。

竹村

相続専門の会計事務所も多いよね。俺たち、そのような事務所と勝負しようとは思ってない。じゃなくて、地域密着で何でも相談できる身近な事務所を目指したいよね。

堀川

そうだね。相続の相談を承って思うのは、極端な話、税金計算ならある程度の事務所ならどこでもできるってこと。
それよりも重要なのは、相続っていわゆる被相続人の人生の総決算っていう意味合いがあるって感じたんだ。

竹村

なるほど。その方が生きてきた人生っていうと重たいな。

堀川

その通り。でも、俺ら、開業するまで、いろいろ寄り道してきたじゃない? 偉そうなことは言えないけど、少しは人生経験、積んできたかなって。

竹村

その意味では、いろいろな相談に少しはお答えできるかなってことだよね。

堀川

お話をお聞きするだけでもすごく人生勉強になる。やりがいのある仕事だと思う。

竹村

地元にいろいろな面で貢献できればいいね。

プロフィール

竹村 徳広(たけむら やすひろ)

昭和43年5月生まれ。
県立横須賀高から早稲田大商学部。
三和銀行から一般事業会社、太陽有限責任監査法人勤務を経て独立。
高校ではラグビー部。

堀川 敏毅(ほりかわ としき)

昭和43年11月生まれ。
県立横須賀高から九州大文学部、筑波大大学院ビジネス科学研究科。
西日本新聞社から会計事務所等勤務を経て独立。
高校ではサッカー部、大学ではアメリカンフットボール部。